死亡リスクを高める高度肥満に対しての治療

BMI(ボディ・マス・インデックス)の計算方法は、体重(kg)÷身長(m)×身長(m)です。
BMIが35以上の人を高度肥満と定義しており、このレベルになると死亡リスクが高くなるため、治療が必要になります。

肥満が怖いのは、肥満そのものではなく合併症です。
既に合併症があらわれてしまっている人に対しては、合併症の治療と共に、肥満の解消を目指すことが治療になります。

リスクの度合いは、体重からだけでは把握できないことも多いです。
例えば、ついている脂肪が内臓脂肪が多いのか、皮下脂肪が多いのか、というのでもリスクは異なります。
女性は一般的に男性よりも皮下脂肪が多いですから、性差によっても肥満の基準は異なります。

治療に関しては様々な方法がありますから、自分に一番合った方法を続けることが大切です。

主な治療方法として、食事療法・運動療法・行動療法・薬物療法などがあります。
このうち、個人でも始められるのが食事療法と運動療法です。
ダイエット外来など特別な肥満治療を扱っているところでも、まずは食事と運動の見直しを行うのが基本とされています。

また、行動療法では、太ってしまう行動の原因となっている事を突き止め、自立的な行動をとっていけるように訓練することが出来ます。
それだけでは対処しきれない症状については、補助的に薬を使うこともあります。

胃を小さくする外科手術などの方法もありますが、これはあくまでも以上のような方法で効果が出ない人に対してだけです。
胃を小さくしてしまえば、物理的に摂取できる食事量が減りますから痩せられますが、QOL(生活の質)という点から見ると決して幸せなことばかりではありません。

まずは食事と運動を見直してリスクを減らしていくようにしましょう。